一人一人が大切
5年生のうちのクラスは男女の仲が良い。放課後も遊んでいるみたいだ。グループはあるけれど、他のグループともゆるやかにつながって遊べるし、仲良しグループの友達じゃなくてもグループを組める。三学期はさらに信頼感があって良くなった。授業ではうまくいくとみんな発言するし活気もある。よく力がついてきているのを感じる。
ただここ2週間くらい、あまりうまくいっていないものがある。給食や掃除のとき、自分たちだけでやる活動のときだ。いつも同じ働き者だけが働いて、あとの子たちは気づいていないふりをしている。声を掛けるとやるが、次もなかなか仕事をしない。
うまくいかなくなったっていいやと思いきって何も言わず、何もせず観察してみた。
クラスの3分の1よりすこし少ないくらいの働き者ががんばっている。ただそれなりに人数もいるからなんとかなるかって感じ。取り組まない子たちを見てると気付いていてやらなきゃと思っているのに言い出せない、やらなきゃより楽しけりゃいいやの方が強い子がいるよう。
あとは楽しけりゃいいやしか考えてないって感じ。なんとかなってるからいいやって感じ。
一部の男子には、はりきってやるの恥ずかしい、かっこわるいそういう感じも見える。
きっとこの状況は今に始まったわけではなく、よく協力してるなと思っていた2学期の終わりには始まっていたのかもしれない。
最近、忙しいを言い訳にして自分のクラスを見てなかったと思う。三学期、思い当たるターニングポイントがあった。反省。
ここからなにをするか。
振り返りだ。ここまで振り返ってクラスは成長してきた。
五時間目はじめ、観察してきた事実を伝える。自分の思いも伝える。
一人一人の役割を果たすこと。一人一人が大切なんだ。
何人かのがんばっている人が大変だな、やだなと思うようなクラスじゃなくてみんなで楽しんで協力するクラスがいいよね。
ネガティブにめんどくさいじゃなくてポジティブにみんなで声をかけよう。
一人が行動したときに次につなげる人も大切だよ。
みんなで楽しんで協力する。
それがクラス目標につながるでしょ?って。
子どもたちの言葉でというのも大切だけど、たまには大人の言葉で今のはちがうぞって言わなきゃいけない。ちょっと内容が多すぎたような気もするけど、いつも言っていることだからどれか心に届くかもしれない。
顔を見ると一人一人が自分のこと、クラスのこと振り返って考えている。こういうときにはペアや班で話し合わせない。自分の考えがまとまってないのに話せないし、発展しない。
勝負は明日と思って毎日の振り返りノートも違うテーマにして帰りの会をして下校。
これが昨日。つづく。